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恩田・丹波楽農日記(3)  

 s-DSC_0139.jpg夏野菜の季節、トマト、ナス、きゅうりにピーマンが次から次と収穫、妻の出番が忙しくなる、帰って近所へ配って廻るのも大変だが喜んでもらえる。きゅうりなどは一週間見ないとジャンボきゅうりになってしまっているが柔らかい。トマトは良く熟すまで木においておくのでカラスに食べられないようネットを張る。木で熟したトマトは味が濃い。赤紫蘇が取れる、新芽を梅干に入れるときれいな色だけではなく紫蘇がおいしい。残った葉は砂糖と煮て紫蘇ジュースにする、鮮やな赤で夏の飲み物としてすばらしい。


 七月二十日は小豆を蒔く日と聞く、なんでも「はつか」は「にち」(この地方では虫のことをニチと呼ぶ)のつかない日という。地元では種まき行事が催され、神戸や大阪からお誘いした多くの人がやってくる。大納言小豆をもらって一緒に種まきをする。テレビ番組「どっちの料理ショウ」で日本一おいしい小豆の産地として、私の借りているこの畑が数年前にテレビで紹介されたと番組のビデオを見せもらう。豆が芽を出すと鳩に食べられてしまうと聞くが、畑に草が一面生えていて鳩は気がつかなかったようだ。
s-DSC_0136.jpg とうもろこしが取れる、収穫して三時間以内に茹でるとおいしいと、とりたてをすぐさま、蒸して食べる。おいしいのだが先のほうが全部虫にやられている、西村先生によればこの虫は防ぎようがなく有機薬剤をかけることが必要とのこと、来年はどうするか、あきらめて虫のついたのを食べるか有機薬剤をまくか。
 待望の西瓜やまっか(まくわうり)が取れる。農家の方は朝早く作業をして暑い日中は昼寝をしているが、われわれの夏は一時間早く出かけても畑へ着くのは九時を過ぎる、暑い日中の作業である。汗が吹き出して下着を何度も替えることになる。昼食後は三尾山の渓流の川原で昼寝をする。登山道から川原へ降りるとひやりとした冷たさ、空気が違う。昼寝が済むと川で冷やしたコダマ西瓜とまっかを食べる。まくわは冷蔵庫で冷やすと冷えすぎて甘さが出ないことがわかる。子どものころ食べた味が甦る。
 八月の終戦記念日には毎年留学生との合宿、アジアハウスを開いてきたが、近所からナスやピーマン、トマトなど大量の差し入れがあり、ふんだんに野菜を使うことになる。冷凍しておいたとうもろこしも活躍する。来年はこの畑でアジア・ハウスをしようとアイデアが浮かぶ。
 盆過ぎには白菜やキャベツの種まきが始まる、自宅でポット苗を作るが、全部虫にやられる。本葉が出てくると芯を食われる。薬をやらなくても防虫ネットを付けるのに気づかないで失敗する。このあとも十日間隔で次々と種をまくが、彼岸になってやっと虫の攻撃が治まり苗が育つようになるが、後で悔しい思いをすることになる。白菜が巻かずに青菜となってしまう。大根や菜も蒔いたが彼岸前に蒔いたのはほとんど虫の洗礼を受ける。彼岸に種まきとは昔から言われるが良く言ったものだ。 

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